沖ノ鳥島EEZを守ろう


私はこのページで沖ノ鳥島で2人が踊る3DCGのアニメーションを作りましたが、実はこのアニメーションには、沖ノ鳥島周囲の排他的経済水域 EEZ (exclusive economic zone) を守ろうという民間レベルの草の根の運動が含まれているのです。

まず、「海洋法に関する国際連合条約(United Nations Convention on the Law of the Sea)」の第121条第1項で、「島とは、自然に形成された陸地であって、水に囲まれ、満潮時においても水面上にあるものをいう(An island is a naturally formed area of land, surrounded by water, which is above water at high tide)」と定義されています。これを満たせば沖ノ鳥島の周囲12カイリは日本の領海となります。これについては消波ブロックやチタンの蓋など約300億円をかけた工事がなされ、島が維持されています。
また、その条約の第121条第3項は「人間の居住又は独自の経済的生活を維持することのできない岩は、排他的経済水域又は大陸棚を有しない(Rocks which cannot sustain human habitation or economic life of their own shall have no exclusive economic zone or continental shelf)」と規定しているところから、物理的に人間が住めない、つまり独自の経済的生活を維持することのできない居住不可能な岩は、領海を持つことはできるが、排他的経済水域や大陸棚を持つことはできないと解釈されています。

本来ならば沖ノ鳥島に寝袋と食料を持っていって住むか、独自の経済的生活(経済活動と解釈できると思います。)をそこで行えばよいのですが、日本にいる1民間人ができるわけはありません。

ところで話は違いますが、北朝鮮に拉致された方々を救助するには、映画のランボーのように、機関銃を持って平壌へ乗り込んでいって、実際に北朝鮮軍を殲滅して人質を救出するという強引な方法も、多分アメリカならできるでしょうが、日本ではまず不可能です。現実に拉致被害者の家族の方々が行っている方法は、各地で署名運動をしたりして世論を形成することです。つまり、北朝鮮現地まで行かなくても、日本国内でもできることはあるということです。

また沖ノ鳥島に話を戻しますが、そうすると、沖ノ鳥島で経済活動を行うのがベストではあるものの、署名のような形で普通の日本国民がそれを支援することも間接的に可能であるということになります。

ところで、次の絵をクリックしてみてください。実際に作ったアニメーションが見られます。

これは内容はとほほですが、踊りですので一応オリジナルな芸術活動です。日本本土というか、ネット上で間接的に沖ノ鳥島を表現した訳です。もしこれが芸術活動ではなく経済活動なら、沖ノ鳥島が上記第121条第3項に規定される岩ではなく、ちゃんとした島であるのを署名運動のような形で一人一人の日本国民が支援できる訳です。

では芸術活動を経済活動に変換するのにはどうすればいいのでしょうか。そうです。これを見たみなさんが、それに対して対価を支払えば、それは劇場で上演している劇を見に行ったのと同じで、上演自体は文句無く経済活動と言えます。

というわけで、ここをクリックして任意の額のドルを寄付して頂くだけで、あなたのお部屋に居ながらにして間接的に沖ノ鳥島近海のEEZを守る運動に参加できるのです。

別に貧乏な人にお金をくれとは言いません。これを見ている資産家のあなた!、政治家のあなた!、是非寄付の欄に数字を書いてみてはいかがでしょうか。





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